初夏の尾瀬ヶ原,ミズバショウ散策

2010年第1回目の尾瀬遠征は去年に引き続いて水芭蕉の季節を選びました。去年は山ノ鼻の水芭蕉に照準を絞り計画を立てました。今年は,最も有名な水芭蕉の定番ポイント,下の大堀川の水芭蕉が“旬”を迎える頃を狙いました。

今回は愛妻以外に同行者がいます。近所の娘さんの”えりちゃん”です。2007年7月に我々に同行して尾瀬デビューをしました。去年のミズバショウ遠征の際に同行予定でしたが,水芭蕉の開花状況に合わせて予定を早めたために置いていく結果になりました。そこで今回はえりちゃんに予定を合わせ同行できるようにしました。去年の”罪滅ぼし”ですね。

尾瀬遠征の際には「行き方」にいつも何らかの工夫をしています。今回の試行錯誤のポイントは「移動日に山ノ鼻まで入る」ことです。つまり,宿泊第1日目を山ノ鼻に設定するわけです。

鳩待峠から山ノ鼻までの1時間の下りなら,最悪徹夜でのロングドライブの後でも歩けます。実際は,車中での2~3時間の仮眠も予定には入れてありました。鳩待峠を起点に直接尾瀬ヶ原に入る場合は,時間的にも経済的にも,そして体力的にもこれが一番効率がよいだろうと思います。

ミズバショウに興味のある方は2009年の遠征レポートと合わせてお読みいただくと様子がいっそうよく分かると思います。

2009年6月の遠征レポートへのサイト内リンク

また,今回の遠征で撮影した作品を写真集にして掲載しています。合わせてご覧頂ければ幸いです。

★2010年6月写真集「水芭蕉咲く頃」へのサイト内リンク

◎今回の撮影機材について:

スナップ写真はフィルムカメラ(Contax T2)で撮影しました。その一部をレポートでも使用しています。遠征レポートや作品作りはニコンのデジタル一眼【D300】を使用しました。交換レンズは

の組み合わせです。


尾瀬散策レポート画像01(01)鳩待峠

2010年5月31日,午後1時半

乗合バスで鳩待峠に到着しました。

戸倉についてすぐに予約しておいた乗合タクシーが何かのミスで指定場所に迎えに来てくれないというトラブルもありましたが,30分ほどロスしただけで済みました。

戸倉に着いてから急に天気が悪くなりました。雨雲が増えてきました。

 


尾瀬散策レポート画像02(02)オオバキスミレ

鳩待峠から山ノ鼻までの下りにはいろいろな山野草が見られます。

余裕がある場合は,ゆっくり撮影しながら歩くと良いでしょう。

我々は雨に降られそうな気がしたので,ほとんどの山野草は観察だけで済ませました。

 


尾瀬散策レポート画像03(03)ムラサキヤシオ

ミツバツツジとは少し色合いが違うように思いました。

 


尾瀬散策レポート画像04(04)萌黄と至仏山の残雪

陽が射していないので奥行きのない写真になってしまいました。

 


尾瀬散策レポート画像05(05)残雪

この残雪が少し前まで木道を覆っていたのでしょうね。

 


尾瀬散策レポート画像06(06)オオカメノキ

ほんの咲き始めです。別名をムシカリと言います。どこの山でも普通に見られると思います。

 


尾瀬散策レポート画像07(07)ミズバショウ

夏にはコバイケイソウやレンゲツツジが咲く場所だったような気がしますが,今の主役はミズバショウです。

 

 


尾瀬散策レポート画像08(08)木道を分ける大きな岩

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ

 


尾瀬散策レポート画像09(09)川上川

1級河川,川上川に架かる川上橋です。鳩待峠から約1時間ほどの場所です。

ここまでくるともう山ノ鼻は目と鼻の先です。5分もしないうちに建物の屋根が見えてきますが,それが「山ノ鼻ビジターセンター」です。

 

 


尾瀬散策レポート画像10(10)山ノ鼻ビジターセンター

この建物が樹林越しに見えると,山ノ鼻についたという感があります。

 


尾瀬散策レポート画像11 (11)ツキノワグマ目撃情報

山ノ鼻ビジターセンターの入り口に「注意」の看板があります。

明日の宿泊予定の龍宮小屋付近でツキノワグマが目撃されているとのことです。

朝夕の撮影に支障が無ければよいのですが。

女性陣は水芭蕉の開花状況の情報を得るためにビジターセンターの中に入ります。

 


尾瀬散策レポート画像11 Photo with Contax T2:山ノ鼻 休憩所

Contax T2」というのはフィルムカメラです。今回の遠征ではアルバムに写真を残すために道中のスナップはこのカメラで撮影しました。

【ゾナー38mm F2.8】というレンズが付いたコンパクトフィルムカメラです。焦点距離40mm前後は,山では一番使いやすく,常用レンズと言っても良いくらいです。フラッシュも付いていますので暗い場所や逆光シーンでも重宝します。このカメラは私にとっては銘機ですが,今春に長男の所から戻ってきたので久しぶりの使用になります。

 

外のベンチで休憩していたのですが,雨が降ってきたので屋根のあるところに移動してコーヒータイムです。

えりちゃんの笑顔,何が嬉しいのかなこのスマイル?

答えは,おやつの時間が待ち遠しかったのですね。(^.^)

コーヒータイムの後,今夜お世話になる山の鼻小屋で宿泊手続きをします。そして,研究見本園を散策します。


尾瀬散策レポート画像12(12)研究見本園

天気が悪いので風景としては冴えません。

 

 


尾瀬散策レポート画像13(13)研究見本園

新緑とミズバショウで“絵”になりそうなポイントです。

ミズバショウそのものは今が一番綺麗な時かも知れませんが,緑が少ないですね。

 


尾瀬散策レポート画像14(14)研究見本園

シラカバの向こうに至仏山が見えています。

 


尾瀬散策レポート画像14★Photo by えりちゃん:夕食

今日は山の鼻小屋に宿泊します。2回目の利用です。

 ◎全室個室

 ◎予約金必要なし

 ◎静か

宿泊客同士や従業員と団らんするという雰囲気の小屋ではありませんが,人間が発する「騒音」に悩まされることはありません。

睡眠不足を解消する必要がある私には有り難い小屋です。

 


尾瀬散策レポート画像15(15)山の鼻小屋

6月1日午前4時20分,行動開始。

女性陣は支度に時間がかかりそうなので,私一人で先に出発しました。

日の出は東京時間で4時27分とのことでした。

木道を歩き出すといきなり滑りそうになりました。なんと,凍っています!

しばらくそのまま歩きましたが,滑って危ないです。念のために持ってきていた滑り止め用のチェーンアイゼンを装着しました。これで不安無く歩けました。

 


尾瀬散策レポート画像16(16)至仏山

歩きながら時折後ろを振り返ります。至仏山の頂上部がピンクに染まりはじめました。

左上には月が見えています。

 


尾瀬散策レポート画像17(17)霧中の拠水林

ミズバショウが帯となって群生しています。

 


尾瀬散策レポート画像18(18)黎明の燧ヶ岳

もう少し焼けて欲しかったですが…。

 


尾瀬散策レポート画像19(19)モルゲンロートの至仏山

頂上部が淡く染まっているのが残雪のお陰でよく分かります。

月を活かすためにこの構図になりました。

 


尾瀬散策レポート画像20(20)燧ヶ岳

逆さ燧も見えます。これ以上は焼けませんでした。

次回はもう少し早い時間にこのポイントまで来ることにしよう。

 

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