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『遥かなる尾瀬…15年の憧憬』遠征レポート 2006年10月3~5日 No.1/10

夏が来れば 思い出す  遥かな尾瀬 遠い空  霧の中に 浮かび来る…

去年の段階で今年の秋に遠征日を設定した。休みをとりやすい日は尾瀬では晩秋になる。それもよいだろうと思ったが,岳父の参加により,どうせなら紅葉の時期に行こうということになった。尾瀬にはこれからも行こうと思っているので,今回は「下見」も兼ねている。

出発の準備の際,機材にいろいろ迷った。結局,せっかく草紅葉などが期待できる時期なのだからということで作品制作用にポジフィルで写すことを前提に機材を整えた。記録・記念写真は28~56mmズームレンズが付いたコンパクトカメラ(ネガフィルム)で写すことにする。デジタル一眼カメラまで持って行く余裕がなかった。

したがって,このレポートに掲載の写真は写真店でネガフィルムをスキャンしてPhotoCDにしてもらったものを利用している。

補足:
この遠征の準備段階において,ネット仲間の中内さん(サイト名:尾瀬の写真)から尾瀬の情報をたくさん頂戴することができました。コース選定から撮影ポイントまで多くの情報を得られて大変助かりました。中内さんに心より感謝したいと思います。


当初の予定では,尾瀬戸倉温泉に行くルート上のどこかで立ち寄り温泉に入るつもりだった。しかし,幸いなことに,関越自動車道の沼田ICに着くのが予想よりも2時間ほど早くなりそうだ。それならばネット上でお付き合いのある里山写真家のエコファーマーさんのところに寄ってみたいと思った。里山の素敵な写真を拝見していつも感動していた。山里の棚田のある風景を自分なりに想像していたが,近くまで来たのだからできることならばこの目で見てみたい。寄り道をする時間があるとは思ってもいなかったので,エコファーマーさんの住所も電話番号も分からない。実は,私の出発と入れ違いにエコファーマーさんが電話番号を記したメールをくれていたが,そんなことは露知らず,記憶にあった「中之条」という地名と「よしだ農園」の名前だけで無謀にも探し当てようというのだ。

ところが,車を走らせているとネット上で拝見したような雰囲気の風景が車窓から見える。棚田の向こうに見える山の形に見覚えがあるような気がする。さらに走ると,見知った風景とは雰囲気が異なってくる。すぐに引き返すと,近くに農協があった。そこで尋ねてみる。運良く情報が得られた。やはり通り過ぎてしまったようだ。大体の場所が分かったので,その場所まで引き返す。すると,先ほど見覚えがあると思った辺りだった。山道を上ってみる。行き止まりになりそうなので引き返す。近くの住人に尋ねるのが一番と考え,近くの家の入り口にいた初老の男性に声をかける。すると,今引き返したばかりの山道沿いの一軒だと分かる。

初対面の挨拶もそこそこに,付近を案内してもらうことになる。アサギマダラが乱舞するフジバカマの畑や棚田,そして農園周辺と急ぎ足で見て回る。豊かな自然が残るどこか懐かしささえ覚える里山だった。

私はネット上の知人と現実の世界で会うというのは初めてのことだが,こういうことはそれほど多くあることではないので,貴重な経験になるだろう。

参考:
エコファーマーさんのサイト:家のまわりの生き物たち


(1)中之条の里山風景

私が棚田らしい棚田を見たのは,福寿草を写しに行った高知県の山間部,節分草を写しに行った広島県の里山,そして今回で3回目だ。

  

(2)ツリフネ

ごく普通に道端や家のまわりに群生しているのには驚いた。

 

(3)ミゾソバ

全体がピンクのミゾソバ。

白いミゾソバも見ることができた。両方とも初めて見る。


短時間の訪問であるし写真を撮る余裕もほとんどなかったが,「見たい」と思っていた風景を見ることができて私にとっては十分満足すべき時間だった。感謝!

エコファーマーさんにお礼を言って,本日の目的地の尾瀬戸倉温泉に向かう。今宵の宿泊場所は戸倉の公営駐車場のすぐ近くにある『竜宮旅館』さんだ。尾瀬ヶ原の「竜宮小屋」と同じ経営だ。次の日はその「竜宮小屋」に泊まることになっている。


(4)竜宮旅館

旅館と言っても戸倉の旅館は民宿に近いものを想像した方が適当だろう。その分,宿泊料も民宿並なので遠征組には大いに有り難い。

この写真はボケているが,ストロボ用の設定をしないままシャッターを切ったためにスローシャッターになってしまったのだ。我が愛妻がこんな幽霊のような顔をしている分けではない。

 

(5)夕食

我々は山の中でマグロの刺身を食べたいとは思わない。地元の山の幸を味わいたい。そういう意味では,それなりに工夫をした料理を出してくれた。

 

(6)朝食

山に登るわけではないので,これだけでも私には十分な量だ。

 

(7)朝食の風景

ここでも昨夜と同じ失敗をして,スローシャッターになっている。

宿泊者は2組だった。当然のことながら,もう1組も尾瀬に入るようだ。

水筒に入れるお茶をお願いすると,煎茶は味が変わるから番茶を入れてあげましょうと言ってくれた。こういう心遣いが嬉しいではないか。

この番茶,尾瀬で休憩の時に飲んで驚いた。甘みがあってとても美味しいのだ。昔と違って,普段番茶を飲む機会はほとんどないが,番茶ってこんなに美味しかったのかと再認識した。

食事の後,頼んでおいた乗り合いタクシーに乗って鳩待峠に向かう。1人900円,3人なので2700円だ。マイカーは下山するまで旅館で無料であずかってくれる。これで駐車料金3000円の節約になる。

戸倉温泉や周辺の宿には車を無料であずかってくれる所が多いようだ。同じ宿泊するなら,こういうサービスがあるところを選びたい。

 

(8)鳩待峠(はとまちとうげ)

標高1592m。

鳩待峠のシンボル的な休憩所。テレビの旅番組などで何度も見た建物だ。

バス・タクシーの終着点であり,尾瀬入山の起点となっている。山小屋・売店・トイレなどがある。

戸倉温泉の辺りでは青空も見えたが,鳩待峠は霧の中だ。夜中の間じゅう,ずっと雨が降っていたので当然だろう。雨音からすると,かなりな本降りだったはずだ。

タクシーから降りた時は小さな雨粒を感じたが,ほとんど霧といった感じだ。しかし,歩いている途中に雨に降られると面倒だ。念のために雨具とスパッツを身につける。

 

(9)入山口

この入山口もテレビで幾度となく見た。憧れの尾瀬だけに,見覚えがある場所が見の前にあると嬉しいものだ。

山ノ鼻(標高1399m)までは約3km,1時間ほどの下りだ。標高差にして約200mだ。

 

(10)記念撮影

私を含め3人とも雨具の色は黄色。霧の中でも一番目立つので,雨具だけは黄色を選ぶことにしている。

 

(11)入山開始

緑色の敷物は靴のそこに付いている泥落しだ。外部の植物の種子を尾瀬に持ち込むのを防ぐためだ。しっかり泥を落とす。

入山者をカウントする計測器を通って,いよいよ尾瀬に入る。

 

(12)木道の階段

下り始めはかなり傾斜がきつい。

事前の情報で木道は滑りやすいと聞いている。昨夜の雨で濡れており,しかも下りなので山ノ鼻までは要注意だ。

 

 

(13)小さな沢

憧れの尾瀬にくると,珍しくもないこんな沢にもカメラを向けたくなる。

 

(14)林間の木道

傾斜が緩むと紅葉が始まっている林間を足元に気をつけながら進む。

 

(15)林間の木道

前を行く我が愛妻のザックが大きく見えるが,ザックカバーが合うのがなかったので私のカメラザックのカバーを使っている。それが少し大きいのだ。

実はこの手前で家内は滑って尻餅をついた。しかし,スローモーションだったために大事には至らなかった。

 

(16)ツタウルシ

ウルシ・ツタウルシの紅葉は驚くほど鮮やかだった。

 

(17)ヨセ沢?

ルート上にいくつかの小沢があり,川上川に流れ込んでいる。

 

 

(18)紅葉

何の木だろうか,見事な紅葉だ。天気が悪いので発色が悪いが,しっとりとした美しさの紅葉だ。

 

(19)紅葉に彩られた木道

新緑の頃と紅葉の頃の登山道はルンルン気分で歩ける。

 

(20)紅葉小景

小さな秋,見つけた。